RENOVATION / NEW HOUSE / STORE DESIGN
Modern Thai CIEL 北参道
東京都渋谷区 2025 /Jul/ 10 updated
モダン・タイ料理とヨーロッパ・アンティーク、まったく異なる2つの要素が見事に調和した店舗が誕生しました。この場所は元『ビストロコンカ』1号店があった物件、元々の内装には上質なアンティークドアやパーツが使われていた雰囲気のある空間で、いい塩梅に育った窓の外の植物がリゾートにいると錯覚させるような木漏れ日を招き入れています。
『Modern Thai CIEL』のオーナー金純江さんは「物件を見たとき、もうひと目で気に入りました。『Modern Thai CIEL』本店(大阪)は元イタリア料理店だったお店のインテリアを活用しているため東京店とはずいぶん雰囲気が違うのですが、この空間を見たとき、『ここに似合うお店をつくりたい』と心から思いました。とくに気に入ったのは斜めに設えられたパントリーのアンティーク室内ドア。あの場所をワインセラーにしようと最初に物件を見た日に決めていました」と話してくれました。
オーナーの叔母が10年以上前にDEN PLUS EGGに空間デザインを依頼したことがあり、DEN PLUS EGGの仕事を知っていたため、デザインについては基本的にはおまかせに。ただし、モダン・タイ料理店であることと使用するカトラリーやワイン・グラスがすっきりとしたデザインであることから、これまでDEN PLUS EGGが手掛けてきた空間よりモダンなイメージをリクエストしました。「現代とアンティークの融合というのでしょうか。ラグジュアリーをキーワードに、デザインしていただきました」。
照明はミッドセンチュリーのフォルムを持つヴィンテージ照明と球体の現行モデルをミックスし、カウンターの後ろにワイングラスの高さに合わせた無垢材の造作家具を設置、大阪店でも人気のベンチシートを設けてベルベットのクロス貼りに、オリジナル制作のテーブルは人工大理石を使用して、アンティークのイスと組み合わせました。こうしてリクエスト通りの「現代とアンティークがミックスした空間」が完成しました。
「無理なリクエストをしたと思っていたのですが、できあがりを見ると想像以上。アンティークの良さとモダンな部分が本当に自然に融合していて驚きました。アンティークのガラスドアのパントリーは内部をエアコンで調整する室内丸ごとのセラーとしてリニューアルされて、カウンターには調理の手もとが隠れる仕切りがプラスされ、すべてが希望通りで、スタッフもお客さまにとっても素晴らしい空間ができました」とオーナー。
ディナーのテーブルには、黄金色に輝くシャンパーニュとターコイズ・ブルーの皿に美しく盛り付けられたモダンなタイ料理が運ばれてきました。
ビストロとして愛された場所は、モダン・タイ料理店として新しい命を吹き込まれ、界隈の人々に愛され続ける場所として受け継がれていくようです。
Modern Thai CIEL 北参道
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-22-4
木漏れ日が心地いい店内
濃いグレーの壁とブルーのベルベットのステキなコントラスト
どこかリゾートにいるような生い茂った植物が魅力
自然光がとても美しい客席
人工大理石のオリジナルテーブル
奥の客席より入り口を望む
ひと目見て、オーナーが惹かれたアンティークドア
モダンなフォルムのヴィンテージの照明
カウンター席の後ろに設えた造作シェルフ
造作棚はワイングラスの高さに合わせて設計
落ち着くカウンター席
黒い壁とオークの無垢材の相性がいい
カウンターとキッチンの間を少し立ち上げて目隠しに
キッチンの奥のマーメイド・アルチザンタイル
ターコイズのお皿に盛り付けられた前菜
入り口には、真鍮でロゴを製作
真鍮の看板もオリジナル製作
アンティークドアをリメイクしたキッチンカウンターのスウィング扉
キッチン内に使いやすい棚を設置、調理器具をすっきり収納




